トルコ旅行記<一日目>
トルコに行ってきた。
この件で複数質問を頂いたのが、理由について。
海外はもとより、中近東なのかヨーロッパなのかもわからない国に
私が行きたいと言い出すとは到底思えない、という事だった。
理由は出資者である旦那の希望だったから。
もともと新婚旅行の候補地でもあったのだが、
ハワイしか行った事がない私にはハードルが高すぎる、
という事で却下になったわけで。
東京で暮らしている間も、
虎視眈々と狙っていたものの、休みがうまく合わず、
結局私の在職中は絶対に無理なので、
いつか私が会社を辞めたら…などといっていたら
思ったより早くそのときが訪れた、という事です。
今回は飛行機とホテルがパックになっているツアーに申し込む。
トルコ航空利用、関空直行便。
カッパドキア2日とイスタンブル4日という行程。
まずは情報収集で、
かつての同僚のサトキョーが昨年夏に行っていたのを思い出し
早速コンタクト。連絡先を交換しておいてよかった。
長文メールのやり取りを数回行う。
おかげでかなりの情報を得た。
この時点でカッパドキア気球ツアーは高額だが決意。
その他カッパドキア日本語ガイドツアーも申し込み、
るるぶ、aruco、ことりっぷ、
そして「トルコで私も考えた」という、オールドりぼん読者にはお馴染みの
高橋由佳里さんの漫画を購入し熟読。
旅行の形が出来上がった。
関空22:50発。
深夜発の飛行機って何か神秘的な気がする。
13時間のフライトでイスタンブルには早朝到着、
さらにトランジットでネヴシェヒルへというスケジュールなので
どうしても飛行機で眠らなければならない。
平衡になっているところでしか眠れない私にとっては
大問題だった。
勇気を出してドリエルに手を出して見たところ
思ったより簡単に眠れた。
噂の機内食はどれも美味しく、私の旅への期待を高まらせる。
現地時間朝8時。ネヴシェヒル到着。
ここから車でカッパドキアへ移動となるのだが
迎えに来てくれたのが現地の英語が話せるガイド。
不思議と英語が聞こえる。
大体言ってることが理解できたことでストレスが一つ減る。
この日はフリーだったので、
長旅で疲れたのもあり、ホテルのあるギョレメ村を散策する事にした。
ここは洞窟ホテルがたくさんあるエリアで
村にいるだけでカッパドキアを実感できる異空間。
周囲を褐色で穴がたくさん空いている岩に囲まれている。
乾燥していて日差しが痛い。
昼には適当に見つけたカフェに入り、食事をしてみた。
恐る恐る食べたケバブロールは美味しくなかったが
アイランという飲み物は口に合い、美味しかった。
これは塩味の飲むヨーグルト。
この旅で何度も飲む事になる飲み物である。
一旦ホテルに戻り、ぐったり昼寝。
少しスッキリしたところでまた町散策に行って見ると、
暑くてとにかく歩いていられない。というか人がいない。
木陰のいい感じのカフェを発見し、休憩。
とにかく今の私には命の水、コーラの補給が必要である。
幸いフリーwi-fiの店だったので、早速ネット。
日が落ちるのを待つ。
夕方になってホテルに戻り、テラスでまたもネット。
どこでご飯を食べようかとリサーチしている所に
ホテルの主(陽気。日本名を「カズマサン」と名乗っていた。意味不明)登場。
店を紹介してもらったので素直に従った。
別に無理して食べる必要はないと踏んでいた
カッパドキア名物「壷ケバブ」を発見!
ガイドブックには予約が必要だのと書いてあったので諦めていたが
簡単に食べれそうだったのでチャレンジ。
これが想像以上に美味しいものであった。
この現象はこの旅で何度も繰り返されるのだが、
トルコ料理は見た目で損している。
ぱっと見は全く美味しくなさそうなのだ。
そして誰もが「美味しい!」と絶賛するので、
却って疑心暗鬼となり、そうはいっても…と思っていたのだ。
見た目と味のギャップが本当に大きい料理と言える。
また、素材の味で8割が決まってしまう料理でもあるだろう。
この味を求めて日本で食べたとしても、同じ驚きは絶対に得られない。
洞窟ホテルは思った以上に過ごしやすく、
外と比べて湿度も保たれているし、快適。
寒くなく、暑くなく非常によかった。
お湯は一応出るが、私一人が使うと、
次に使う旦那は私ほどの高温は得られていなかったようだ。
二日目に続く。