「族」のこと。

初めて聞いたときは昔のロティカみたいだなーって思って
それがメタルっぽいって事には気づかなかった。
音に厚みがあって聞き応えのあるサウンドは、今まで出してきた
シングルとは一線を画した物になっていると思う。
ただただ残念なのはＣＣＣＤのせいで録音レベルが小さいというか
他のＣＤと比較して音がホントに悪い。
ひたすら同じフレーズを延々繰り返すだけのメロディーは
一瞬芸がないようにも思えるかもしれないが
通して聞くと、團長お得意の変調が多用されている事がよくわかる。

カップリングの獏羅天は、演奏、巧くなったね☆って感じ。
この曲を昔聴いたときに、まさかこの曲のタイトルの出典元が
漫画だとは思わなくて、うっかり出会った漫画「特攻の拓」の中に
「獏羅天」が出てきたときはそれはそれは動機が収まらなかった。
２００２年の夏、私は無職で、毎日を漫画喫茶で過ごしていた。
人知れず氣志團に夢中になっていた私は、團に関係のある漫画を
全て読むことが夏休みの宿題だった。
氣志團関連の文献に出てくる「特攻の拓」。
ここから元ネタがモリモリ出て来た時は、それはそれはいても経ってもいられず。
古本屋で全巻大人買いしてしまった。
「特攻の拓」は“房総与太郎ロ薫狼琉”を聞きながら読んだ。
初めて飲むMAXコーヒーと共に。
しみじみとまたRUN☆BAKURATEN☆RUNを聞く。