ロッキンオンカウントダウン@幕張メッセ

詳細なセットリストとかそんなのはロッキンオンジャパン
確認していただくとして。
私の人生始まって以来の最大の年越しになりました。
行ってきました幕張メッセ
そもそもまさか私が幕張メッセに赴く事になるなんて
夢にも思っていませんでした。
会場が寒くてはいけないと思い、まして毎年寒さの中、靴の下から
冷えてくるあの感覚を思い出して、できるだけ寒くないように、
また、この後しばらく東京に滞在するという恐怖感なども手伝って
荷物は壮大なスケール(それこそ海外出張並み)で
千葉くんだりまで足を運んだわけです。
実に5時間。
氣志團の出演が深夜3時過ぎ。
そこまで体力を温存するために、必要最小限のみのライブを
見ることに徹した事、後はお腹が減らないように少しずつでも食べる事。
この辺を完璧に出来たので、私にとって素晴らしいイベントになりました。
今回はどのバンドを目当てで来たのかがばれない様に
ピーズのTシャツで参戦しました。
さすがに着てる人、誰もいなかった。


とりあえずテンションをあげるためと会場内の偵察も含めてエレカシを。
すげー遠い、ステージ…
ものすごく広い会場。歩くだけで疲れてしまう辺り、
年齢を感じずには入られないなと思いつつ
屋台を巡っては食べる飲む、たまに席を立ってはライブをかじるという
なんとも夢のような時間を過ごしました。
当たり前なのかもしれないけど、どこを歩いていても
ご機嫌な音楽が聞こえてきてて、じんわり幸せだなーと感じたり。
音楽が溢れる世界ってきっとこういうことなのだろうなあと。

かじったライブはほんとにちょっとポラリスとか
きもーち堂島孝平とか、ほんのりDMBQとかそんな感じ。
とにかく、カウントダウンのスカパラまで温存。

スカパラは年越しにふさわしく且つ、私の期待通りの、
欲しかったものを全て与えてくれた素晴らしいアクト。
最高以外の何者でもありませんでした。
2003年に聞いた最後の曲がMONSTERS ROCKって!!
で、2004年最初に聞いた曲はDOWN BEAT STOMPだった。
これは私の全く予想通りの展開で、気持ちいいほどで。
汗だくで年始を迎えたのって、何年か前に
発熱して向かえた年越し以来の事で、しかも気持ちいいときたら。
しかし何故ペットボトルを投げるのか、モッシュエリアが決まっているのに
バカみたいにモッシュするのか、その辺がイマイチ理解できませんでしたが
回りの良識ある方々の蛇にらみ(特に女性)のお陰で
彼らもすっかりおとなしくなり、気持ちよく年始が迎えられました。

えー、しばし脱力後。

ネ申、清志郎様の出演です。
おめでとうコールなどでちょっと遅れて会場に向かうとなんと
雨上がりの夜空にが!!!
RCだよ!雨上がり決死隊の名前の由来の曲だよ!などとテンション異常。
カッコいいのなんの。ただの困ったおじさんだと思ってたけど
ちがいましたね。神様です。
その後はトランジスタラジオに続き、途中でうっかりぐったりしてしまい
氣志團まで休息する事に。
それまであと2時間。睡魔に耐えられるのか?!

またも飲んだり食ったりしつつ、2時間。
やっぱりお迎えが来て眠かったのだけど、始まる30分前には
すっかりテンションも上がり、会場入り。
ちょうど音響照明ブースの横辺りで見ることにしたのだけど
ブースの中には氣志團関連のお偉いさんの数々。
面白いのでちょっと見てしまった。なかなか見られない光景でした。
どんどん埋まる会場に、氣志團に対しての期待の高さを改めて痛感。
みんな楽しみにしてたんだなあ。

始まりは何とスウィンギンニッポンから。
その後は怒濤のようにいつものハイテンションナンバー。
そう、これが見たかったんだ。私の好きな氣志團はこれだと
再確認しながら見ていた。
ストイックにGIGを音楽を聞かせるそのスタイルこそ氣志團
一番格好よく見せるのだと。
更に氣志團が一番格好よく見える曲をセレクトしてきた辺り、
客層をきちんとわかっている。
ラストは黒い太陽。
この年見た中で多分一番よかった。

気付いたらMAXコーヒーを手に私は電車に乗っていた。
足元が暖かいので眠くなって少し目を開けたらとっくに
初日の出が終わっていて朝になっていた。
耳の奥でまだ音楽が溢れたまま、私は行った事のない土地の
ありえない風呂に入って崩れるように寝た。

初めてロックフェスというものに参加したけど、
これほど初心者にも優しいフェスはなかったと思う。
リーフレットにも必要に書かれた自由・開放。
私はこの土地で存分に味わった。
一番好きなものを好きなように誰にも邪魔される事なく味あう。
みんなが思っていた以上に節度を持った人たちで
音楽が好きだというそれだけでみんなが繋がっているその空間は
最高に素晴らしいものだったので
今後もまた(体力的な問題はあるものの)ロックフェスには参加したいと
本当に思えたので、ロッキンオンに大感謝。