ロックロックこんにちわ@ZEPP OSAKA
チケットが捌けないまま、この日を迎える。
思った以上に余っていたみたいで、各種掲示板でも
値下がりが目立つ結果に。
もうスピッツは下火なのか。
改めて久々のZEPPをいい会場だと思う。
どの場所からもモニター越しではあるけども、ステージが見える。
ロックロックこんにちはは今回で8回目らしいのだが、
私は去年初めて知ったイベントで、
まさか2年連続で参加するとは思ってなかった。
▼MOTORWORKS
久々の石田ショウキチ。元気でよかった。
相変わらずのギター職人っぷり、そして余裕。デカイ。吃驚。
クロケンは以前に比べて声が太くなったような。
歌いこんだのかな。
楽曲はUK寄りで聞きやすい。
スピッツ田村氏が人気があるのにもびっくりした。
この辺りではまだスピッツのすごさには気づいていない。
detroit7は休憩。
昔いた、YELLOW MACHINEGUNみたい。
▼嵐を呼ぶ男共
ドラムユニットであることは聴いていたけど、
毎回イベントごとにメンバーが変わるシステムだとは知らなかった。
今回は佐藤シンイチロウとクハラ、崎山。
3曲ぐらいやってたと思うけど、ドラムだけで3曲。
しかも「拝啓、道の上より。」にいたっては
ドラムではなくもはや和太鼓状態。
崎山氏があれだけドラムが叩ける人だとは思っていなかったので意外。
一番ドラムが豪華だったのも崎山氏。さすがスピッツ。
▼The ピーズ
ワンマン以来でちょっと久し振りなハル。
私にとっては珍しく、サングラス無着用で素敵。
折角のイベントなので、どうせなら「脳みそ」とか「底なし」とか
やったらよかったのになーなんて思ったり。
「とどめ」と「バーゲン」で燃焼。
客は入っているのにあまり盛り上がってなくて消沈。
もっと前で見たらよかったかな。
この辺りから客層に異変を感じる。
▼スクービードゥ
実は会場に入る前に、アメ村で観光ガイドをしつつウロウロしてて
うっかりコヤマ氏に遭遇。
追いかけて握手求めたりしちゃいましたよ。
素で歩いていても大阪の街に埋もれない程男前でした。
とりあえず小顔。
で、ライブの方も絶好調。
「パレード」はいい曲だし、コヤマ氏がよりかっこよく見える歌。
昨年のリベンジということだったけど、去年も今年もきっと
同じような盛り上がりを見せたと思う。
いよいよ客層がおかしい。
先ほどから再三言っている客層のおかしさ。
何だかみんな湿っぽく熱いのである。
あまり味わったことのない温度に私は違和感を感じ、
今までいた場所を脱出、一番後ろからトリのスピッツを見ることにした。
とても普段ライブとかに縁のなさそうな感じの人が
スピッツグッズを身に着けている様はやっぱり異様で
それ以外の音楽に一切といっていいほど興味を示していないのにも
違和感を禁じえなかった。
▼スピッツ
満を持して、といった雰囲気が会場中に漂う。
ほとんどの観客がスピッツ目当てで来た人ばかりだったのだ。
そして出てきた正宗氏、やっぱり湿っぽく熱い。
ヒット曲のオンパレードに卒倒しそうになる。
歌、めちゃめちゃ巧い。
あまりアピールはしていないけれども、
実は私はスピッツのアルバムはスカーレットを除いて
全て所持していたりする。
結構好きなんである。
一番好きなアルバムが隼で、プロデューサーは石田ショウキチ。
その中から「メモリーズカスタム」と「8823」。
「8823」は聞いていたら涙が出てきそうなメロディーで
スピッツの曲の中でも上位に入るぐらい好き。
定番の「涙がキラリ☆」は、正宗氏の歌唱力に感服。
「悲しみの果て」をカバーしているのを知らなかった。
歌巧すぎ。宮本浩二よりも湿ってる分悲しみの果てである。
とかいう感じで、スピッツをすっかり堪能してしまったわけだけども。
いや、いつもあの統一性のないメンバーの写真とか見てて
違和感がすごくあったのだ。
でも実際体験してみると、ところがどうして
全員がいてスピッツであるということがはっきりわかった。
切なげな歌とメロディーにあのギターが入ることで
スピッツになるということがわかった。
ギターがあの謎の人(=三輪氏)でないとダメなんだ。
相対的に残念ながら、このイベントは
長い長い前座のあるスピッツのライブだった。
そのスピッツはやはり偉大だと思う。